防音性チェックで騒音トラブルを回避

賃貸物件を探す際に意外と見落としがちなのが、防音性のチェックです。特にマンションやアパートといった集合住宅はその性質上、部屋同士が近く音の振動がが周囲に広まりやすいため、ささいな生活音さえも伝わってきやすいという特徴があります。そのため子供が部屋の中を走る音や、洗濯機、掃除機の作動音、ドアの開閉音などどうしても発生してしまう音でさえ、自分や他人へのストレスに繋がりかねません。さらにそういった騒音が原因で近隣住民とトラブルになってしまうケースも少なくないのです。

そのため他の部屋に住む住人の生活音に悩まされないために、そして自分が出す生活音で他の住人に迷惑をかけないためにも、物件を選ぶ際には部屋の防音性をしっかりとチェックしておくのがとても重要なのです。

防音性は3つのポイントをチェック

物件の防音性を確かめるのに必要なポイントは3つ。1つ目は物件の建築構造が鉄筋コンクリートであるかどうかです。鉄筋コンクリートの物件は一般的に壁が分厚く、また音を伝えにくい素材でできていることが多いため、防音性が高いと言われています。逆に木造の物件は通気性が高い反面生活音が伝わりやすい傾向にあり防音性では劣ってしまいます。

2つ目のポイントは、物件の周りの環境をチェックすることです。物件の周りに騒音の原因となる線路や幹線道路があると、たとえ部屋の防音性が高くても些細な振動などがストレスとなる可能性があります。そして3つ目のポイントは過去の騒音トラブルの有無です。ズバリその物件で騒音トラブルがあったかどうかを不動産屋に尋ねるのも大切なポイントです。その際近隣施設の問題だけではなく、近隣住民の問題まで教えてくれることもあるため、内見に行ったときなどに聞き出しておくと良いでしょう。